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慰霊の日の挨拶にみるガースーの本気度。キャンプ・キンザーは遅れることなく返還されるか?

キャンプキンザーの空撮画像 投資

ちょっと前の話になりますが、6月23日は沖縄慰霊の日でした。リモートではありますが菅総理の挨拶があり、キャンプキンザーの返還に関係ありそうな発言がありましたので解説します。

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基地返還に関するステートメントの変化

基地返還に関する菅総理の挨拶をみると、

引き続き、「できることはすべて行う」との方針の下、沖縄の基地負担の軽減に向け、一つ一つ、確実に結果を出していく決意であります。

とあります。ここで、去年の安倍総理の挨拶をみてみます。

引き続き、「できることはすべて行う」との方針の下、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしてまいります

よく似ていますが、菅総理の挨拶には「一つ一つ、確実に結果を出していく」との文言が加わっています。

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「確実に結果を出していく」と公式発言する意味

今までと変えなくても良かったのに敢えて「確実に結果を出していく」としたのはやはり菅総理の基地返還に向けた強い思いが反映されていると考えて間違いないでしょう。

菅総理就任後初の日米首脳会談では、バイデン大統領にキャンプキンザーの返還前倒しを要請したと報じられていますし、国道58号線拡福のために100億円をかけてキャンプキンザーのランドリー施設を移転したのも返還に向けた強い意志を感じます(後者は官房長官時代の案件かもしれませんが)。

また、文案は恐らく官僚が考えているはずですが、結果を出せる見込みがないのに官僚が「結果を出す」と明言するような文案を作るとは考えにくいです。

菅総理の思いが先走っただけなのかもしれませんが、早期返還に期待せずにはいられません。

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結局返還は遅れるのか、遅れないのか

キャンプキンザーの返還を巡っては、移設先である嘉手納弾薬庫地区の配置見直しが遅れたことで、普通に考えれば5年程度は遅れる公算が高い状況と思われます。もっとも、現時点で「明確に遅れる」というメッセージは出されておらず、遅れを最小限に止めるための努力が続けられているものと考えられます。

こうした中で、前述した通り、キャンプキンザーは日米首脳会談でも名指しで「返還前倒し」の要請が行われるなど、数ある米軍基地の中でも極めて優先度が高い案件となっています。先日行われたランドリー施設の移設経緯を見ると、「金をどれだけ積んででも早期返還する」という強い意志を感じます。

というわけで、私の希望込みの予測では、菅政権が続けば(そこが一番の問題かもしれませんが)当初計画から大きく遅れることなくキャンプキンザーの返還が行われるのではないかと思います。コロナ対応等で色々叩かれてはいますが、基地問題は確り結果を出してくれているので、この調子で頑張ってもらいたいです。

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