2020年モデルへのモデルチェンジが待ち望まれているhpの高コスパコンバーチブルノートPC、ENVY x360 13。前回は発売時期や価格に関する記事を掲載しました。

今回は新旧モデルで何が変わっているのかを比較してみます(米国仕様ですので、国内仕様は異なる可能性があります)。
外観
画像をみると一目瞭然、hpロゴの部分のベゼルが新モデルの方が細くなっています。これを受けて、寸法も旧モデルが30.6×21.2×1.5cmだったところ、新モデルが30.7×19.5×1.7cmと、奥行きが2cm近くコンパクトになっており、一段とスタイリッシュになりました。
また、背面の画像をみると、新モデルはhpロゴの下に排気口のようなものが2箇所見えます。旧モデルは排気口が側面に1か所しかなく、高負荷時にCPUの稼働クロック制限が発生していたようなので、この対策が図られているのかもしれません。
因みに重量は新モデルが1.32kg、旧モデルが1.31kgとほぼ不変です。
スペック
CPUは旧モデルがRyzen mobileの3000番台だったところ、新モデルは最新世代の4000番台が搭載されています。4000番台では製造プロセスが12nmから7nmに微細化されていて、大幅な処理能力と省エネ性能の向上が図られています。
また、CPUの変更と合わせてDDR4メモリの動作クロックも2400MHzから3200MHzへと向上しています。実際の使用で差を実感できるケースは少ないかもしれませんが、グラフィック処理などでは多少差が出る可能性があります。
バッテリー稼働時間
旧モデルでは14.5時間だったバッテリー稼働時間が、CPUの世代交代もあって17.5時間まで伸びています。
また、USB PD(Power Delivery)対応や急速充電のスピードアップ(50%までの急速充電時間が45分から30分に短縮)も図られており、利便性が更に向上しています。
AV(Audio Visual)性能
液晶画面は、プライバシースクリーンなしのモデルでは新旧どちらもIPS Brightview液晶で、高視野角かつ色再現性の高い液晶が使われており、大きな変化はなさそうです。
一方、プライバシースクリーンありの場合は、旧モデルではBrightviewではなかったところが、新モデルではBrightviewになっており、画質の向上が期待できます。
オーディオ面では、旧モデルでは正面2+裏面2の4スピーカー構成でしたが、新モデルでは正面のみの2スピーカー構成となっています。様々な改善が図られる中で価格上昇は最小限に食い止められていますので、これはやむを得ないのかもしれません。
まとめ
簡単に変更点をまとめると、
・処理性能大幅アップ!
・バッテリー稼働時間も向上!
・見た目もスタイリッシュに!
・ただしスピーカーは4スピーカーから2スピーカーにグレードダウン
という感じでしょうか。このほか細々とした変更はありますが、かなり魅力的なモデルとなっており、発売が待ち遠しいですね。
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