Antelope AudioのDiscrete4といオーディオインターフェースを所有しており、サポートなどに一部不満は残るものの製品としては悪くないと思います。
今回は、この製品の特徴と、現在展開されているキャンペーン(2020年12月末まで)について簡単にまとめました。
最大の特徴はとにかく凄いコスパ
本体価格はポイント還元等を考慮すると115,000円ほど。機能、スペックを考えるとそれだけでも充分お買い得感のある価格設定ですが、期間限定(12月末まで)キャンペーンとして、専用設計のコンデンサーマイクとBitwig StudioというDAW(この2つだけでも数万円の価値あり)、追加のエフェクトパックがついてきます。
音が良い
高品質なディスクリートプリアンプを4機搭載しており、AD/DAもハイスペックなものが使われています。より高額なApogeeのSymphony Desktopと比べると、出音はややクリアさに欠け歪みっぽい感じがありますが、録り音は遜色ありません。
このほか、本体に音声信号をエフェクト処理するFPGA+DSPという回路が内蔵されていて、イコライザやコンプレッサー、リバーブやアンプシミュレーターをコンピューターに負荷を掛けず、ほぼゼロレイテンシーで掛けることができます。
コンデンサーマイクがついてくる
本体だけでも高いコスパを誇る本機ですが、実売価格6万円のコンデンサーマイクが期間限定で無料でついてきます。衝撃です。
しかも、モデリングマイク機能がついていて、これ一本で複数の高価なコンデンサーマイク(っぽい音)を再現して録音することができます。モデリング機能を実際に試してみましたが、どれも味があって面白いです(残念ながら元のマイクを殆ど知らないのでどれくらい再現できているかは分かりません)。マイク自体の素性も非常に良いので、メインとして十分活躍できる品質があると思います。
しかも高性能DAWが無料でつく!
書いている自分でも「テレビショッピングかいな」と思わずにいられないほど畳みかける感じになっちゃってますが、Bitwig Studioという、実売5万円弱のDAWまでついてきます。制限なしのフル機能版です。
まだ使いこなせていないですが、打ち込みの自由度がかなり高いので、そういう音楽やりたい人には特に良さそう。しかも画面上にキーボードやサンプラーを大きめに表示できるので、タッチパネル付きのパソコンならMIDIキーボードがなくてもリアルタイムに演奏できちゃいます。
更に今なら追加エフェクトパックがつく
更に驚きなのは、有料の追加エフェクトパックが無料でつきます。これを自分で買うと数万します。お得すぎます。
でも欠点もある
ここまでこの商品をべた褒めしてきましたが欠点もあり、安定性は低いと言わざるを得ません。
ドライバのインストール時にウェブブラウザを立ち上げてるだけで簡単にインストール失敗しますし、私の場合は、「ランチャー立ち上げの際に(たまに)デバイスを認識しない」というトラブルに見舞われました。
それ以外も、作り込みが甘いと感じる挙動が随所に見られるのは事実です。詳細は下記にまとめましたので宜しければご覧下さい。
まとめ
音質、機能(エフェクト処理)、オマケ(マイク+DAW)含めて信じられないコスパです。ちゃんとしたマイク、DAWを持っていない方も、このセットを買えばかなり高音質な録音環境を構築することができるでしょう。
なので、初心者の方にもオススメ!と言いたいところですが、安定性の低さが難点で、環境によっては上手く動作しない可能性もあるので注意しましょう。
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