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キャンプキンザー(牧港補給地区)地主は必見!1/26締切!那覇港長期構想案に対する意見(パブリックコメント)募集中!

那覇港長期構想検討案 地方創生

お気付きの方が多いかもしれませんが、(私は今気づきました、汗)那覇港管理組合が那覇港長期構想案に対するパブリックコメントを募集しています。何と期限は明後日(1/26)までです。

那覇港長期構想(案)に対する意見募集
「那覇港長期構想(案)」に対する意見募集について1. 目的 那覇港管理組合では、那覇港を取り巻く社会経済情勢の変化を踏まえ、将来にわたる沖縄県全域の持続可能な発展の推進力となる「みなとづくり」を進めるこ...
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長期構想案のポイント

長期構想案をみると、浦添埠頭の施設配置ゾーニングはこれまでと変わらず、西海岸道路沿いに申し訳程度の国際交流ゾーンが設けられ、その奥(南西側)には広大な物流機能ゾーンが設けられています。

長期構想案の中で触れられている県民アンケート(2021年6月実施)の結果については、「参考資料」の中で「地域振興、開発内容、環境保全への配慮など様々な意見が寄せられている」ことを紹介しつつも、それらが計画に反映されている様子はありません。

それどころか、「中城港湾との機能分担も考慮して那覇港の将来の貨物取扱量を推計し、それに対応するために必要な物流施設の配置について、新港埠頭地区の拡張を最大限図ったうえで浦添埠頭地区に展開する流れで検討した」と、県民アンケートの結果を取り入れる余地はないとアピールする始末です。

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那覇港管理組合による長期構想案の問題点

あくまで個人的見解になりますが、那覇港長期構想案の問題点・要改善点について下記記事に記載しています。

那覇港長期構想検討委員会による港湾計画案の問題点。県民アンケートの結果をしっかり計画に反映すべきではないか。
那覇港長期構想検討委員会の構想案の紹介と問題点について解説。

掻い摘まんで紹介すると、①浦添埠頭地区の国際交流ゾーンのすぐ隣に広大な物流ゾーンを設けるのは景観や国際交流ゾーンの価値向上という観点でふさわしくない、②新港埠頭内の物流ゾーンの中にも小規模な国際交流ゾーンが点在する計画となっているが、浦添埠頭地区側に集約した方がよいのではないか、ということです。

どんなに綺麗なビーチやマリーナ、クルーズ船バースがあってもその奥にでかでかと物流ゾーンがあっては興ざめですよね。国際的リゾートを目指すというならあまりにもお粗末だと思います。当然ですが、今回の長期構想案でもここは見直されていません。ここはなんとか考え直してもらいたいものです。

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どういうパブリックコメントを送るのが効果的か

前述したとおり、組合側は「中城港湾との機能分担も考慮して那覇港の将来の貨物取扱量を推計し、それに対応するために必要な物流施設の配置について、新港埠頭地区の拡張を最大限図ったうえで浦添埠頭地区に展開する流れで検討した」としており、これ以上県民アンケートの結果に耳を傾けるつもりはないというスタンスです。

つまり、ここに問題があることを論理的に突かない限り、結論が変わる可能性はゼロでしょう。(突いたところで可能性は低いですが、彼らはパブリックコメントに対しては論理的に回答を行う必要があるはずで、道理が通らない話をそのまま進めることは難しいはずです)。

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私のパブリックコメント案

色々ロジックに穴はあるような気もしますが、時間もないので、以下のようなパブコメを送ることにしました。

県民アンケートでは、「交流・賑わい空間からの視界にできるだけ物流空間が入らない等の景観への配慮」を求める声が挙げられているが、こうした点に配慮することはできないのか(7〜9行目に「マリーナ、ビーチ等を長く設けて西方向への視界が開けるように配置」とあるが、その奥に大規模な物流区空間が特段の配慮もなしに存在すれば景観が損なわれ、交流・賑わい空間や一体開発されるキャンプキンザー跡地の価値が大きく毀損されることが懸念される)。

該当箇所: 42ページ2〜4行目、7〜9行目

参考資料35ページ④および⑤に記載のある通り、将来的な物流および人流等のニーズを踏まえて構想案が練られていることは理解できるが、県民アンケート(交流・賑わい空間から視界にできるだけ物流空間が入らない等の景観への配慮、物流空間の部分もクルーズ船埠頭にして全て交流・賑わい空間とすべき等)を踏まえて施設配置の見直しができないか組織的に検討して欲しい。参考資料の書きぶりをみると、「ニーズをしっかり踏まえて案を作っているのだから」と県民アンケートへの対応を放棄しているように見えるが、施設配置については見直し・検討の余地が大いにあるのではないかと感じる。

例えば、(短期的なクルーズ船の入港ニーズに対応するには新港埠頭地区に一時的に第2クルーズバースを設けることはやむを得ないと考えられるが)中長期的に考えれば、①新港埠頭の物流空間の中にポツンとクルーズ船バースを配置するのではなく、浦添埠頭地区にクルーズ船バースを集約し、新港埠頭地区の第2クルーズバースは物流空間に切り替えて展開する、②新港埠頭地区の小型船だまりを浦添埠頭地区に集約して空いたスペースは物流空間として活用する、といった対応を採ることで、必要な施設容量等を確保しながら県民の意向にも沿った計画に近づくのではないか。加えて、それぞれの地区で機能の集約・分担を図ることで新港埠頭地区の物流空間の利用効率も向上するとともに、浦添埠頭地区の交流・賑わい空間の価値も上がるのではないか。

該当箇所:42ページ2〜4行目、41ページ7〜8行目

浦添埠頭地区の交流・賑わい空間を価値あるものとするため、ビーチを南北に長く取ることは当然として、パルコ北東側に広がる自然海岸との一体感も意識した開発を行ってほしい。

該当箇所:42ページ7〜8行目

なかなか厳しいですが、思いつくことを考えてみました。皆さんも妙案がありましたらお知らせ下さい。また、賛同いただける方は、26日までに同様のパブコメを寄せて頂けると嬉しいです。

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