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菅総理の会見、どこをどう誤解すれば国民皆保険制度の見直しと取れるのか デマ拡散はやめよう

covid-19 日常

「菅総理が国民皆保険制度の見直しに言及した」というツイートがバズっていたので、こりゃ大変だと実際の会見の様子を見てみると、総理は全くそんなことを言ってないことが分かりましたので解説します。以下が当該部分の文字起こしです。

医療法について、今のままで結果的にいいのかどうか。国民皆保険そして多くの皆さんが診療を受けられる今の仕組みを続けていく中で、今回のコロナがあって。そうしたことも含めてですね、もう一度検証していく必要があると思います。

これは、「病床を柔軟に転換できるように医療法の改正が必要なのではないか」という記者の問いに対する回答です。

素直に読めば、というかどう読んでも国民皆保険を見直すという文脈には取れません。

総理の語順の拙さが混乱を招いているのだとは思いますが、「国民皆保険を続けていく中でコロナが発生しているわけなので、医療法がそのまま(病床転換を要請できない枠組みのまま)でいいのか、そうしたことも含めて検証する必要がある」という意味以外に取れません。

長くなりましたが、日本語読解力のなさを棚に上げてデマを拡散するのはやめよう、という記事でした。

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